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タイムラプスインキュベーターEmbryo Scope+について

従来の方法 タイムラプスインキュベーターEmbryo Scope+
タイムラプスインキュベーターEmbryo Scope+

今まで受精卵の観察(受精の状態、分割の形態等)は、毎日決まった時間に培養士が受精卵をインキュベーターから取り出し、倒立顕微鏡下で行っていました。この方法は、観察の度に受精卵を外の環境に暴露することになり、短時間であっても受精卵にストレスを与えてしまうことが懸念されてきました。
当院では、2018年秋よりタイムラプスインキュベーターEmbryo Scope+を導入することにで、インキュベーター内に取り付けてあるカメラで、受精卵を外に出すことなく連続的に撮影することができるようになり、ストレスを最小限に抑えることができるようになりました。
このタイムラプスインキュベーターEmbryo Scope+は、受精卵の様々な変化を詳細にとらえ解析することができるため、より妊娠率の高い受精卵の選別、胚盤胞到達率や良好胚盤胞率の改善が期待できるようになるとされてます。

タイムラプスシステムの使用は自分に適しているのか?

タイムラプスで得た情報を使用することは、妊娠しにくい胚の移植リスクを低下させながら、妊娠しやすい胚を優先して移植することで妊娠率を上昇させると言われています1,2。また、タイムラプスの画像情報を用いて胚を選択することで、標準的な方法と比べて流産率が有意に低下することが報告されています。
また、タイムラプスはすべての年齢層の患者に対する妊娠率の向上が報告されているので、高齢患者にとっても朗報です。