子宮内膜スクラッチ
2022-12-24 テーマ：培養部です
こんにちは、培養室です。
今回は子宮内膜スクラッチについてお話させていただきます。
子宮内膜スクラッチとは、胚移植を行う予定の前周期の黄体期に、故意的に子宮内膜に傷を付ける方法です。
子宮内膜に傷を付けると、修復する過程においてインターロイキンなどのサイトカインを分泌しますが、胚が着床する環境でも同様の因子が分泌され、着床の促進と免疫応答の正常化が多くの論文で報告されています。
そこで、子宮内膜に傷を付けることで、着床しやすい環境を作り出す方法を子宮内膜スクラッチといいます。
この方法は先進医療として、保険診療と併用することが可能です。（費用：11,900円）
監修
- 不妊症看護認定看護師
-
子どもを欲しいと願う女性やカップルのパワーに魅せられて、助産師から不妊症看護認定看護師の資格を取得しました。長年の経験を生かし、患者さまの検査やサポートと、お悩みやご相談にも対応したいと考えております。よろしくお願いいたします
●妊活セミナーはこちら
最新の投稿
- 2023.01.16クリニック外観
- 2023.01.10東京都特定不妊治療費（先進医療）助成事業について
- 2023.01.05明けましておめでとうございます
- 2022.12.24培養部です子宮内膜スクラッチ