ナースコラム コウノトリの質問箱

不妊治療の不安や疑問など、実際にご質問いただいた事例を
Q&Aにしてご紹介いたします。

記事一覧

テーマ
初めての妊活② (2019.7月)
自分たちでタイミングを合わせてもうすぐ1年になります。お互い仕事が忙しいのですが、いよいよ真剣に妊活に取り組もうと考えています。知人に子どもができたことを知った夫が、真剣に検査を考えているようです。どんなふうに検査をするのですか?(40代 R惠)
妊活は、検査をしながら治療も進めていくので、直近の排卵日を予測しながら、月経周期でできる検査も同時に行っていきます。
男性の検査は、精液検査だけです。専用容器にマスターベーションで射精された精液を採取し、速やかにクリニックへ持参していただきます。当院は、メンズルームと言って検査専用の個室があるので、本人が直接来院していただいて提出することもできます。
精液検査の時期として、排卵日に近い日はお勧めしません。正確に精液検査をするには、3日から5日程度の禁欲期間が必要です。例えば、精液検査の前日にタイミングをとっていると、検査結果が不正確になる可能性があります。
排卵日にしかできない検査で、フーナーテスト(ヒューナーテスト、性交後検査)があります。卵胞計測(前回のコラム参照)で排卵日を特定し、医師が検査日を指定します。夫婦生活の12時間以内に受診していただき、子宮の出口の分泌液(子宮頸管粘液)を顕微鏡で診る検査です。性交渉後12時間以内だと、頸管粘液の中には多くの運動精子が認められますが、精子の数が少なかったり、動きが悪い場合は、再検査や精液検査、抗精子抗体検査などを提案します。稀ですが、排卵日にタイミングをとる(夫婦生活)ので、この検査だけで妊娠する場合もあります。