タイミング法で妊娠しない原因は?対策も合わせて解説

タイミング法 妊娠しない 原因

タイミング法を用いた不妊治療で妊娠しない、とお悩みの方も少なくありません。

なぜ妊娠しないのかと、不安になってしまうかもしれませんが、原因はいくつかあり、対策できることもあります。

この記事では、タイミング法で妊娠しない原因や対策について、詳しく解説します。

妊娠の確率を高めたい方、タイミング法について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

タイミング法でなぜ妊娠しやすくなるの?

タイミング法 妊娠しない 原因

タイミング法は、妊娠を望む方が最初に取り組むことが多い方法です。

妊娠しやすい日を予測して、タイミングを合わせて性交渉をすることで、自然に妊娠する確率を高めます。

生理開始から約14日で排卵が起こり、その前後4日前〜1日後、特に2日前が妊娠の可能性が高まるといわれています。

卵子は排卵後約24時間、精子は射精後約72時間生存するため、排卵の前に性交渉を行い、精子が卵子を待てるようにするのがタイミング法です。

タイミング法はクリニックを受診しなくても排卵日を予測することができますが、正確に判定したり、排卵が正常に起こっているかを確認したりするには、検査を行うと診断できます。

タイミング法で排卵日を予測する方法

タイミング法 妊娠しない 原因

タイミング法では、排卵日を予測することが重要です。

一般的に排卵日は「生理開始から約2週間(14日)」とされていますが、体調やストレスなどでずれてしまうことも多いため、以下のような方法を組み合わせて予測しましょう。

基礎体温

基礎体温は、毎朝起き上がる前に婦人用体温計で体温を記録します。

低体温期の最後の日(最低体温日)の前後に排卵が起こるとされています。

オギノ式

オギノ式は、生理周期が安定している方に合っている方法です。

生理周期から14を引き排卵日を予測するため、28日周期の場合は28-14=14となり、生理開始から14日で排卵となります。

排卵検査薬

排卵検査薬はドラッグストアや薬局で購入できて、排卵日を予測する方法です。

複数本同梱されているスティックに尿をかけて、LHサージ(黄体形成ホルモンの急激な上昇)のピークと呼ばれる、黄体形成ホルモンが大量分泌される時期を判断します。

個人差はありますが、LHサージを迎えてから、24〜36時間以内に排卵が起きるとされています。

クリニックで診断を受ける

クリニックを受診して排卵日を予測するのも、ひとつの方法です。

超音波検査やホルモン検査などを行い、卵胞の成長や排卵の有無を確認して、排卵日を予測できます。

市販の排卵検査薬と同様に、尿中のLH値を測定する検査やエストロゲンの血中濃度を測定する検査なども行えるため、より正確に排卵が行われているかを確認できます。

タイミング法で妊娠しない原因

タイミング法 妊娠しない 原因

タイミング法で妊娠しない原因は、いくつか考えられます。

改善できる原因もありますが、治療が必要な場合もあるため、確認してみましょう。

排卵日が確定できない

排卵日が確定できていないと、妊娠しない原因になります。

基礎体温やオギノ式などの排卵日を予測する方法を行っても、女性の身体はちょっとしたことでサイクルが乱れることがあり、排卵日がずれているかもしれません。

また、なんらかの病気が隠れていて、排卵が不規則だったり、正常に起こっていなかったりする可能性もあります。

タイミング法で妊娠しない状況が続いたら、クリニックで検査を受けて排卵の状態を確認してみましょう。

ホルモンバランスの乱れ

妊娠には女性ホルモンが深く関わるため、ホルモンバランスの乱れは妊娠が成立しない原因かもしれません。

卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)は生理周期によって変動し、妊娠にも影響します。

卵子が成長する卵胞期は、エストロゲンの分泌が増加し、子宮内膜を厚くして排卵に備える時期です。

準備が整うと排卵が起こり、卵胞から卵子が放出される排卵期に入ります。

排卵が起こると黄体期に入り、プロゲステロンの働きにより子宮内膜は受精卵が着床しやすいように整えられます。

ホルモンバランスが乱れると生理周期が変化したり、不規則になったりするため、排卵が通常通りに行われずにずれてしまうこともあるでしょう。

排卵のタイミングが合わなくなることで、妊娠しない原因になるかもしれません。

生活習慣

生活習慣の乱れはホルモンバランスや体調にも影響して、生理周期や排卵が不規則になることにもつながります。

妊娠を望んでタイミング法を実践する前は、バランスの整った食事や質の良い睡眠を意識しましょう。

生活習慣の乱れは、女性だけではなく男性も注意が必要です。

男性の精子は体調やストレスにより影響を受けやすく、精子の運動率や総数に変化が出る場合があります。

アルコールや喫煙による影響は精子だけではなく、ほかの臓器に及ぶ可能性もあるため、控えるのがおすすめです。

女性と同様に、食事や睡眠を意識し、お互い協力して生活習慣の見直しをしてみましょう。

女性側の問題

タイミング法で妊娠しない場合、女性側に問題があるケースもあります。

  • 子宮内膜症や子宮筋腫など、子宮に関する病気
  • 多嚢胞性(たのうほうせい)卵巣症候群による排卵障害や生理不順
  • 卵管の詰まりや癒着、炎症によって受精卵が子宮まで到達できない
  • 加齢(特に35歳以上)により妊娠率が低下する傾向にある
  • 早期閉経で通常より早く閉経し、自然妊娠が難しい状態   など

これらの症状がある場合、排卵が不規則になったり、起こらなかったりしてタイミングが合わず、妊娠が成立しない可能性があります。

身体が病気や妊娠しにくい状態にあるかは、クリニックで超音波検査やホルモン検査、卵管造影検査などを受けて診断できます。

男性側の問題

男性側に問題がある場合も、タイミング法が有効でない原因になります。

  • 精子の質や運動率が低い
  • 精子の形態が悪い・数が少ない
  • 精索静脈瘤で精巣周囲の血管異常があり、精子の数や質、運動率が低い
  • 性機能障害でEDや射精障害などが起こる   など

精子の状態は生活習慣やストレス、年齢などによる影響を受けて変化する可能性があります。

タイミング法を試しても妊娠しない場合、精液検査を受けると精子の濃度や形態、運動率などを確認できるため、クリニックを受診しましょう。

タイミングが合っていない

性交渉のタイミングが合っていないことも、タイミング法で妊娠しない原因です。

排卵日を予測しても、性交渉をするのは当日というわけではありません。

タイミング法では、予測した排卵日の4日前〜1日後が妊娠の確率が高く、最も望ましいのが2日前に性交渉をするのが基本です。

また、性交渉の頻度も重要な要素となります。

排卵日の数日前から2〜3日おきに性交渉を行うと、妊娠の確率が高くなります。

頻度が低いと妊娠もしにくくなり、定期的に射精をしていないと精子の質が下がってしまう可能性があるため、注意しましょう。

メンタル

ストレスの溜めすぎは排卵を抑制してしまうとされ、子宮内膜の状態も妊娠に不向きになってしまう原因になりかねません。

ストレスがたまるとコルチゾールというホルモンが分泌され、生理周期や排卵に影響が出る可能性もあります。

適度な運動をしたり、自分に合ったリラックス方法を見つけたりして、メンタルを健康に保ちましょう。

また、妊娠を意識しすぎてパートナーとのコミュニケーションが上手くいかず、お互いの負担になってしまうかもしれません。

タイミング法でこの日が排卵日だから、と性交渉が義務のようになると、男性にとってプレッシャーとなり、性機能障害を引き起こすこともあります。

女性が責任を感じすぎて精神的な負担になり、排卵に影響が出る場合もあります。

パートナーとよく話し合ってコミュニケーションを深め、必要な場合はカウンセリングを受けて精神的な安定を目指しましょう。

タイミング法で妊娠しないときの対策

タイミング法 妊娠しない 原因

タイミング法で妊娠しないときは、早めに対策を考えましょう。

自分で排卵日を予測する方法を活用して妊娠しなかった場合は、以下を参考にしてみてください。

医師の指導を受ける

基礎体温、オギノ式、排卵検査薬などの方法で排卵日を予測して、タイミングを合わせた性交渉を行っても妊娠が難しかった場合、クリニックで医師の指導を受けましょう。

クリニックや状況によって異なりますが、さまざまな検査が行われます。

  • 超音波検査
  • ホルモン検査
  • 血液検査
  • 尿中LH検査
  • 精液検査
  • 子宮内診   など

これらの検査により、子宮や卵管の状態、排卵が起こっているか、精液の状態などを確認して医師からタイミング法の指導を受けます。

また、生活習慣や性交渉の頻度などを医師に伝えることで、適切なタイミングを提示しやすくなります。

次のステップに進む

タイミング法で自然妊娠が難しいと診断された場合、不妊治療の次のステップに進むことも検討しましょう。

女性の卵管や子宮、排卵障害などが原因のときは、卵管障害治療や頸管障害治療、排卵誘発治療などが行われます。

男性の精子に問題があると、精管通過障害治療や精索静脈瘤手術などを行います。

また、タイミング法で妊娠しない原因や年齢などの因子があるときは、人工授精や体外受精など、高度な不妊治療が提案される場合もあります。

クリニックでカウンセリングや検査により診断し、最も適した治療を進めることが重要です。

まとめ

タイミング法で妊娠しないとお悩みの方は、いくつかの方法を組み合わせて排卵日を予測し、性交渉のタイミングを合わせましょう。

原因はさまざまで、ホルモンバランスや生活習慣、メンタルなど改善できる可能性があるかもしれません。

一方、医学的な問題がある場合は、自然妊娠が難しいケースもあります。

タイミング法では妊娠しない原因となる病気や障害の治療が必要なこともあるため、クリニックへ相談してください。

パートナーともよく話し合いながら、必要に応じて不妊治療を検討しましょう

三軒茶屋ウィメンズクリニックでは、不妊症看護認定看護師による相談や妊活セミナー、体外受精説明会などを定期的に開催しています。

日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医、日本生殖医学会認定 生殖医療専門医の資格を持つ院長をはじめ、スタッフ一同が女性のライフパートナーとしての産婦人科医院を目指しております。

タイミング法について知りたい方、排卵の有無がわかる検査を受けたい方は、ぜひお気軽に三軒茶屋ウィメンズクリニックへご相談ください。

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