プレコンセプションケア(その2)
Q:20代からお付き合いしている方との結婚が決まり、年の差カップルなので、早めの妊娠を希望しています。
生理不順があるので彼が心配しており、ネット検索で『プレコンセプションケア』を見つけて勧められました。
貴院で検査などできますか?
(30代 S佳)
A:プレコンセプションケアとは、性や妊娠に関する正しい知識を身に付け、健康管理を行うよう促すことをさします。プレコンセプションケアの検査は、男性も女性も、尿検査、血液検査など、その検査内容は多岐にわたっており、現在保険適応ではありません。
東京都では『プレコンゼミ』と言って若い世代がプレコンセプションケアに興味・関心を持ち、取り組むきっかけとなるよう、専門家による講座があります。また、東京都の指定医療機関において検査と専門家の助言をうけることで、費用の助成制度があります。
当院は指定医療機関ですので、『プレコンゼミ』を受けていれば、女性のみですが、必須検査及び選択できる検査が可能です。 ≪次回へ続く≫
〈必須検査〉
〇尿検査(尿たんぱく・尿糖)
〇血液検査: 肝機能、血糖値、コレステロール、腎機能等
麻疹抗体価
〈選択できる検査〉
〇血液検査:卵巣予備能検査(AMH)
B型肝炎、C型肝炎
各種感染症(梅毒・淋病・クラミジア・HIV)
甲状腺ホルモン
女性ホルモン(エストロゲン・LH・FSH等)
〇経腟超音波検査:(子宮、卵巣のサイズ、腫瘍の有無等)
東京都プレコンゼミ:https://preconceptioncare2024.jp/
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