不妊治療に子連れは非常識?子連れで通院する際の課題と病院選びの5つのポイントを紹介

不妊治療 子連れ 非常識

「不妊治療の際に子どもを連れて行くのは気が引ける」という悩みを抱えている親御さんは多いのではないでしょうか。

周囲の目や病院の対応によっては、不妊治療に対して抱えるストレスを増幅させてしまうことも少なくありません。

子連れでの通院や検査、そしてその結果を受け止める際には、親御さんだけでなく子ども自身にも負担がかかります。

しかし、こうした状況に立ち向かうことは、子どもを望む親としては避けては通れない道かもしれません。

この記事では、子連れでの不妊治療に関する課題について掘り下げ、病院選びのポイントを解説していきます。

子連れで不妊治療に通う際の課題

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不妊治療を受ける親御さんが子連れで病院に訪れる時には、周囲の目がどうしても気になることがあります。

子連れで不妊治療をうける場合、待合室での騒音や他の患者さんへの配慮が大きな課題です。

子どもが不妊治療の苦しさや難しさを理解するのは難しいため、子ども自身が病院に同行することで不安に感じる場面もあり、親御さんとしては心配が尽きません。

そのため、子連れで不妊治療をうける場合には、周囲の患者さんへの配慮やマナーを守ることが大切です。

治療をうける病院に対して、事前に子連れでの来院が可能かどうかの確認や、子どもが退屈しないように親御さん自身で遊び道具や絵本を持参するのも良いでしょう。

また、治療中には子どもが静かに過ごせるように配慮することも重要です。

子連れで不妊治療をうけることは、状況や環境によって異なるため正解はありません。しかし、配慮やマナーをしっかり守り、周囲に迷惑をかけないようにすることが大切です。

子連れで不妊治療に通いやすい病院の5つの条件

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周囲の目を気にしながらの子連れでの通院は、親御さんにとっては非常にセンシティブな問題です。

ここでは、子連れで不妊治療に通いやすい病院の条件をご紹介していきます。主な条件は以下の5つです。

  • 子どもを連れて行きやすい雰囲気か
  • 病院が提供するサポートやアドバイスの有無
  • 医師・スタッフの対応や医療技術の水準
  • 託児所等の施設が病院の近くにあるか
  • 自宅からの距離

それぞれの条件について詳しく解説します。

子どもを連れて行きやすい雰囲気か

そもそも病院側が子連れを良しとしているのか、または子どもが遊べるスペースがあるのかを確認しましょう。

子連れで不妊治療に通える病院かどうかは、1人目の不妊治療では必要のない悩みですが、2人目以降の不妊治療では非常に重要な課題です。

他の患者さんへの配慮で、なかには子連れでの来院を断る病院も少なくありません。

また、たとえ子連れでの来院が可能な場合でも、子どもが遊べるスペースやおもちゃがないことがあります。

混んでいる病院であれば、診察までに数時間待つ場合があるため、子どもが飽きない工夫をしている病院選びは大切です。

病院が提供するサポートやアドバイスの有無

子連れで不妊治療をうける病院を探す場合、病院が提供するサポートやアドバイスがあるかどうかが重要なポイントの一つです。

たとえば、子どもを預けることができる保育室の提供や、子どもが不安にならないようにするためのカウンセリング、子育て支援の情報提供などが含まれます。

また、病院によっては不妊治療の進行に合わせて、子どもに対する説明や指導を行ってくれる場合もあります。

これらのサポートやアドバイスがあることで、子連れで不妊治療をうける場合にも安心して治療に集中することができるでしょう。

そのため、病院選びの際にはこれらのことも含めて、事前に確認することをおすすめします。

医師・スタッフの対応や医療技術の水準

子どもや治療をうける親御さんに対する医師やスタッフの対応、不妊治療に関する医療技術の水準も、病院選びの際には非常に重要です。

不妊治療の期間は、検査にはじまりいくつかの治療法を試しながら段階的に行うのが一般的で、治療開始から妊娠までには平均で2年〜3年程度かかり、ときには5年以上の継続的な治療が必要になる場合もあります。

治療期間の長さからストレスを抱えることも多いと思いますが、子どもや治療をうける親御さんに対する医師やスタッフの対応が良い病院であれば、多少なりともストレスを緩和することができます。

また、不妊治療は専門的な知識と技術が必要なため、医療技術の水準が高い病院であれば、より的確な診断や治療がうけられるでしょう。

これらのポイントについては、HPに記載されている治療実績や病院の歴史、口コミを調べることで把握することができますが、実際に病院に足を運び、医師やスタッフと直接話してみることも大切です。

不妊治療は継続的な治療が必要であるため、長期的な視点で病院を選ぶことが重要です。

託児所等の施設が病院の近くにあるか

子連れでの来院が可能な病院であっても、検査で時間を要する場合には、一時的に子どもを預かってもらえる施設があれば、親御さんも安心して検査をうけられるでしょう。

病院がすいているときの診察や注射のみの場合はあまり時間がかからないため、子どもと一緒に来院することは可能です。

しかし、人工授精や検査などで時間がかかるときには、預かってもらえる場所があるというのは非常に助かります。

また、病院の診察のための託児であれば、通常よりも料金が安く預かってもらえるという場所もあるため、金銭的負担も軽減されます。

自宅からの病院の距離

自宅から病院に通う距離は、1人目の不妊治療の際にも重要な条件です。

人工授精や体外受精などを行う場合、朝早く病院に行かなければならないことも少なくありません。

治療の内容によって通院する頻度は異なりますが、子連れの場合にはとくに準備に時間を要する可能性があるため、自宅から病院までの距離が近いことで、通院に対するストレスを緩和できるでしょう。

いつか生まれてきてくれる子どものためにと思っても、不妊治療に通うことは肉体的・精神的・金銭的にも負担がかかります。

そのため、少しでも通院に対するストレスを緩和することができれば、治療に対するモチベーションの維持もしやすいことが考えられます。

子連れで不妊治療をうける3つのメリット

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子連れで不妊治療をうける場合、他の患者さんに対する配慮によりストレスが生じることがありますが、子連れでの不妊治療で考えられるのはデメリットばかりではありません。

ここでは、子連れで不妊治療をうける際に考えられる3つのメリットをご紹介します。

子どもの不妊治療に対する理解が深まる

ある程度物心ついた子どもが不妊治療に同行することで、将来的に家族が増えることに対する理解が深まることが考えられます。

不妊治療とは、親御さんが子どもを望む気持ちが強いことで行われる治療です。

そのため、子どもが不妊治療に同行することで治療に対する理解が深まり、子ども自身が将来的に増える可能性のある家族について考えるきっかけになることがあります。

また、治療中に子どもが一緒にいることで、親御さんと子どもの絆が深まることも期待できるでしょう。

不妊治療に対するストレスが緩和される

子どもが不妊治療に同行することで、親御さんの治療に対するストレスを緩和できることが考えられます。

不妊治療は、精神的にも肉体的にも負担が大きく、治療にともなうストレスは非常に多いといえます。

しかし、子どもが不妊治療に同行することで、親御さんの治療に対する気持ちが前向きになることがあります。

子どもの存在により治療中の不安や緊張が軽減することがあるため、その分ストレスが緩和され、不妊治療の成功率が向上する可能性も考えられます。

ただし、子どもが治療中にストレスを感じる場合もあります。そのため、子どもの状態は常に注意してみておく必要があり、必要に応じて適切な対処をとることが重要です。

子どもの病院に対する不安が緩和される

子どもが不妊治療に同行することで、子ども自身が健康や身体についての知識を深めることができる可能性があります。

不妊治療には検査や薬の投与、手術などが必要な場合がありますが、そのような治療を身近で感じることで、将来的に自分自身の健康管理についても考えるようになることが期待できます。

また、治療中に子どもが病院の医師やスタッフと接することで信頼感を得ることができ、将来的に子ども自身が病院に通うことがあれば、病院に対する不安が緩和されることも考えられるでしょう。

ただし、子どもが不妊治療に同行するかどうかは、年齢や成熟度、治療内容によっても異なるため、必ずしも全ての場合でメリットがあるとはいえず、注意が必要です。

まとめ

この記事では、不妊治療の際に子連れで通院することに関しての課題や、病院選びのポイントなどを詳しく解説しました。

不妊治療は長期に渡って継続的な治療が必要であるため、実際にストレスを抱えている人は少なくありません。

その継続的な治療期間のなかで、子連れでの通院は周囲の目が気になり、気が引けてしまう場合があるかもしれません。

そのため、子連れで通院をする前に、病院や周りの施設などの環境を事前に調べておくことが重要です。

また、子連れでの不妊治療はデメリットばかりではなく、子どもの将来的な病院に対する不安の緩和や、家族の絆が深まる可能性があります。

子連れで不妊治療に臨む際のもっとも重要な点は、周りへの気遣いと配慮であることを認識し、なるべくストレスの少ない環境で治療を行えることを心がけましょう。

三軒茶屋ウィメンズクリニック」は、基本的に子連れでの来院はお断りしていません。

今後はさらに子連れで来院できる時間を設けたり、スペースを確保するなどして、2人目、3人目の不妊治療を支援する準備を進めています。

お仕事や子育てをしながらの不妊治療は、1人目のときよりもさらにエネルギーを使うかもしれません。

当院では、院長をはじめスタッフ一同、少しでも患者さんのご要望にお応えできる環境づくりに努めています。

子連れでの不妊治療に対して悩みを抱えている方は、ぜひ一度三軒茶屋ウィメンズクリニックにご相談ください。

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