妊娠初期の症状の特徴は?確認方法や注意点も解説

妊娠初期 特徴

妊娠すると、身体的にも精神的にもさまざまな変化が現れます。ただ、その症状が妊娠によるものなのか、生理前の不調なのかの判断は難しいかもしれません。

この記事では、妊娠初期の症状の特徴や、生理前の症状との見分け方などを詳しく解説します。

妊娠初期の症状を確認する方法や注意点などが気になる方も、ぜひ参考にしてください。

妊娠初期の症状はいつから?

妊娠初期 特徴

妊娠の初期とは、主に妊娠16週(妊娠4ヶ月)未満のことを指します。

妊娠前の最終月経初日を、0週0日として数え始めます。

妊娠初期の症状はいつから始まる?

月経開始から約2週間で排卵が起こり、受精すると約1週間で着床するのが一般的です。

妊娠の初期症状が始まるのは、着床して妊娠が成立して約1週間後が目安となります。

この頃には妊娠ホルモンであるhCGホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の分泌が急増して、妊娠初期症状が引き起こされます。

つまり、最終月経開始日から約4週間後、または思い当たる性交渉から約2〜3週間後に、初期症状を感じる方が多いです。

ただ、妊娠の初期症状を感じ始める時期には個人差があり、これより早い方も遅い方もいます。

妊娠初期の症状が現れない方も

妊娠初期の症状が現れない、または感じにくく気づかない方もいます。

これから解説する他の症状は、人それぞれ現れ方が異なります。

妊娠している場合、ほとんどの方に共通して現れる症状は、生理が来ないことと、基礎体温の高温期が続くことです。

もし症状がなくても予定日を過ぎて生理が来ない場合は、妊娠検査薬やクリニックを受診して妊娠しているかを確認しましょう。

妊娠初期の症状の特徴

妊娠初期 特徴

妊娠初期に現れる症状には、特徴があります。

風邪やPMS(月経前症候群)に似た症状もあるため、判断が難しいかもしれません。

それまでとどのような変化があるかをよく観察して、妊娠しているかのセルフチェックをしてみてください。

ただし、症状がない場合もあり、当てはまらないことも少なくありません。

生理がこなかったり基礎体温の高温期が続いていたりするときは、妊娠しているかもしれないことを考えて行動しましょう。

おりものの変化

妊娠初期は、おりものの様子が変化する可能性が高いです。

量が増える、今までと色が変わる(乳白色や黄色)、粘度が落ちてサラサラになるなどの場合があります。

また、匂いに変化があるケースでは、酸っぱさや生臭さを感じる方もいます。

微熱が続く

妊娠すると、基礎体温が上がって高温期(37度前後)が続きます。

普段よりも平熱が高くなるため、身体がほてっているような感覚になる方も少なくありません。

風邪と間違えやすいですが、高熱になることはなく微熱状態が長く続くのは、妊娠の初期症状の可能性があります。

少量の出血

受精卵が子宮内膜に着床するときに、着床出血と呼ばれる少量の出血が見られる場合があります。

ちょうど次回の生理予定日前後に時期が重なり、2〜3日で治まりますが、生理と間違えやすく妊娠を見逃してしまうこともあるかもしれません。

着床出血はごく少数(4人に1人ほど)の方に起こる症状で、出血がない方も多いです。

しかし、明らかに出血量が多かったり、下腹部の痛みを伴う場合は妊娠に異常がある可能性があるため、すぐに医療機関を受診してください。

眠気が続く

これまで感じたことのないくらいの強い眠気を感じるのも、妊娠初期の症状のひとつです。

夜にしっかり寝ているのに、昼間眠くて仕方ないとお悩みの方も多いですが、妊娠すると眠くなるのは自然なことです。

妊娠すると体温が上がったり、眠気を感じたりする女性ホルモンであるプロゲステロンの分泌が増え、初期から後期の全ての期間続きます。

体内で赤ちゃんを育てるエネルギーを確保するため、睡眠により体力を回復させようとする身体の変化なのです。

お腹が痛む

お腹や下腹部周りが痛んだり、腰痛になったりする方もいます。

妊娠すると子宮が収縮しながら大きくなり、生理痛や生理前の症状に似た痛みを感じるケースもあります。

また、出産に向けて骨盤周りのじん帯が緩んで赤ちゃんの頭が通りやすくするため、身体が準備を始めることで、腰痛になる場合も多いです。

妊娠中期以降に感じる方が多いですが、初期から症状がある方もいます。

ただし、妊娠に異常がある可能性も否定できないため、腹痛を感じたらできるだけ早く医療機関を受診しましょう。

便秘・下痢になる

妊娠がきっかけになり、便秘や下痢になることもあります。

ホルモンバランスの乱れによって腸の働きが弱まり下腹部痛やお腹の張りが起こったり、便秘になったりする症状が現れる方も少なくありません。

自律神経の乱れやストレス、鉄剤の副作用、冷たい食べ物や飲み物の摂取などは、下痢の原因になります。

つわりの影響で食べ物の好みが変わり栄養が偏る、嘔吐感で水が飲めず水分不足になりがちになることで、便秘や下痢につながる可能性もあります。

頭痛が起こる

妊娠すると、頭痛が起きやすくなる方も多いです。

ホルモンバランスの変化や、血圧が高くなり血流が増えることにより、偏頭痛のような痛みが妊娠初期から起こることがあります。

血流に合わせてズキズキと痛む場合は、無理に動かず身体を休めましょう。

妊娠初期は薬の服用に注意が必要なため、市販の頭痛薬は自己判断で服用せず、痛みが強い場合は医師に相談してください。

胃のむかつきや吐き気

妊娠初期からよく見られる症状で、一般的につわりと呼ばれています。

つわりの原因ははっきりとわかっていませんが、自律神経の乱れや体内環境の変化などで胃腸の働きが弱ることが原因と考えられています。

胃のむかつきや吐き気、嘔吐、匂いに過敏になる、特定の食べ物への拒否反応などの症状が現れる方もいて、個人差が大きいものです。

食欲が増すつわりの場合は体重増加に、食べられないつわりの場合は脱水症状や体重減少に注意が必要です。

乳房や乳首の変化

妊娠初期はホルモンバランスが変わって母乳の準備が始まることにより、乳房の腫れやチクチクとした痛みを感じることがあります。

下着がきつくなるほどの変化がある場合もあり、初期のみの方や長く続く方もいます。

また、乳首の色が濃くなる、痛むなどのケースもあり、変化は人それぞれです。

身体のだるさやむくみ

妊娠するとプロゲステロン(黄体ホルモン)が増加して、意欲の減退によりだるさを感じたり、水分をためこみやすくなってむくんだりする症状が出やすくなります。

妊娠初期は女性ホルモンのバランスが変化しやすいため、無理をせず身体を休めてください。

また、むくみは妊娠高血圧症になる可能性もあるため、塩分量に注意した食生活を意識しましょう。

肌トラブルが起こる

妊娠でホルモンバランスが乱れると、肌トラブルが起こる可能性があります。

肌が敏感になり、今までのスキンケアや化粧品が合わなくなる方もいるかもしれません。

ニキビや湿疹などの肌トラブルが起こった場合は、成分の優しいものに変えてみたり、肌を清潔に保ったりして、対策してみましょう。

なお、妊娠中はメラニン色素が増えやすいため、日焼け止めやUVケアグッズなどを活用するのがおすすめです。

イライラや不安定な気分

妊娠初期には情緒不安定になり、イライラや不安感などを感じやすくなります。

ホルモンバランスの変化によって心身が影響を受けやすいため、感情のコントロールが難しくなるケースも多いです。

妊娠や出産への不安感から、急に悲しくなったり、落ち込んだりする方も少なくありません。

パートナーとコミュニケーションをとる、気分転換するなど、自分の感情を上手にコントロールできる方法を見つけましょう。

トイレが近くなる

妊娠すると、今までよりトイレが近くなる方も多いです。

ホルモンの影響で腎臓の動きが活発になり尿の量が増えるため、頻尿の傾向になります。

赤ちゃんの成長に合わせて子宮が大きくなってくると、膀胱を圧迫して尿を溜めておける量が減るのも原因です。

初期から全期を通じて起こる症状で、我慢すると膀胱炎になる可能性もあることから、妊娠中はすぐにトイレに行けるよう意識して生活しましょう。

めまいや立ちくらみ

妊娠初期は、今までよりも多くの血液が必要になることで貧血になり、めまいや立ちくらみを起こしやすい時期です。

自律神経やホルモンバランスの乱れから、ふらつく方もいます。

妊娠中のめまいや立ちくらみによる転倒は危険なため、貧血の兆候がある場合は注意しましょう。

妊娠の初期症状かも?確認する方法

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妊娠の初期症状かもしれないと思っても、どのように確認したらいいのかご存じない方もいるのではないでしょうか。

紹介してきた症状があると感じたら、妊娠の初期症状なのかを確認する方法を解説します。

基礎体温を確認する

妊娠前から基礎体温をつけている場合に限りますが、基礎体温の変化を確認すると妊娠しているのか判断する材料になります。

ほとんどの方は、妊娠すると37度前後の体温が続くことが多いです。

通常は月経期と卵胞期には低温になりますが、妊娠するとプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増えて排卵期と黄体期に上がった基礎体温がそのまま続きます。

低温期と高温期の体温差は約0.3〜0.6度です。

短い期間ならば体調不良が原因のこともありますが、高温期が3週間以上続く場合は妊娠している可能性が高いと考えられます。

妊娠検査薬を使う

妊娠検査薬は、ドラッグストアや薬局でも手に入るため、すぐに妊娠を確認できます。

妊娠すると分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンは、着床から分泌され始めて、妊娠が進むと濃度が上がっていきます。

濃度が一定以上になると、妊娠検査薬が陽性反応を示し、妊娠しているとわかります。

ただし、検査をするのは生理予定日より1週間以上の期間を経てからでないと、正しい判定ができない可能性があるため注意が必要です。

産婦人科を受診する

基礎体温や妊娠検査薬で妊娠しているかも?と確認したら、産婦人科の受診が必要です。

産婦人科では尿検査も行いますが、超音波検査で子宮内に胎嚢(たいのう)や胎芽などが形成されているかを調べます。

妊娠検査薬で陽性反応が出ていても、子宮外妊娠や胞状奇胎などの異常妊娠である可能性があるため、産婦人科を受診して診断を受けましょう。

なお、超音波検査で妊娠が確認できるのは妊娠6週目以降が目安です。生理予定日から1〜2週過ぎた頃に受診するのをおすすめします。

妊娠の初期症状があったときの注意点

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妊娠の初期症状があったときは、気づいた時点で妊娠しているかもと思って行動をしましょう。

ここでは、妊娠初期の注意点について解説します。

薬の使用をしていいか確認する

市販薬のなかには、妊娠中の服用がすすめられないものがあるため、注意が必要です。

妊娠初期、特に4〜12週は、薬の成分が赤ちゃんに影響を及ぼす場合があります。

何気なく飲んでいる頭痛薬や胃薬なども、妊娠しているかもしれないと思ったら服用を中止して、医師に相談しましょう。

また、持病で服用している薬についても、主治医に確認をしてください。

飲酒や喫煙をやめる

妊娠中は胎児に悪影響を与える可能性があるため、飲酒や喫煙はやめましょう。

飲酒は自分で禁酒することができますが、喫煙は家族や周囲の協力が必要です。

受動喫煙も胎児に影響する場合があり、流産や早産が起こる可能性が高まります。

喫煙の影響で低出生体重児になりやすいという報告もあるため、妊娠を望む方は早いうちから禁煙することをおすすめします。

カフェインを摂りすぎないようにする

カフェインは胎盤を通じて胎児に影響を与える可能性があります。

コーヒーや紅茶、緑茶など、カフェインが含まれている飲み物は多いため、過剰摂取は控えましょう

全くやめることはありませんが、1日2杯にする、カフェインレスに切り替えるなどに気をつけましょう。

レントゲンには注意

レントゲン撮影は放射線が胎児に悪影響を及ぼす可能性があるため、妊娠中は注意が必要です。

歯、胸部のレントゲンは、適切な防護策をとれば胎児への影響は極めて低いとされていますが、産婦人科以外でレントゲン撮影をする場合は、必ず妊娠の可能性を医師やレントゲン技師に伝えてください。

妊娠初期は妊娠に気づいていないこともあるかもしれません。しかし、可能性があるならば妊娠している前提で行動するとよいでしょう。

感染症の予防をする

妊娠すると免疫や抵抗力が落ちて感染症にかかりやすくなり、市販の薬も服用できなくなるため、予防を徹底しましょう。

風邪や風しん、水ぼうそうなどの飛沫・空気感染する感染症は、意識して対策をすれば予防できる可能性が高まります。

マスクの着用や手洗い、うがい、こまめなアルコール消毒など、妊娠初期は特に対策をして過ごしましょう。

まとめ

個人差はありますが、妊娠の初期症状が始まるのは、着床して妊娠が成立してから約1週間後くらいからであることが多いです。

一般的におりものが変化したり微熱が続いたり、少量の出血や眠気、お腹の痛みなどが現れるといわれています。

中には妊娠初期の症状が現れない方や感じにくい方もいるでしょう。

しかし、症状がない場合でも生理が来ない、基礎体温の高温期が続いている場合は、妊娠している可能性があります。

その場合は、基礎体温や妊娠検査薬で確認し、早めに産婦人科を受診しましょう。

三軒茶屋ウィメンズクリニックは、日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医、日本生殖医学会認定 生殖医療専門医の資格を持つ院長とスタッフ一同が女性のライフパートナーとしての産婦人科医院をめざしております。

妊娠初期の症状かもしれないと思い当たる方や、妊娠について気になることがある方は、三軒茶屋ウィメンズクリニックへお気軽にご相談ください。

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