妊活で男性がやるべきことは?妊娠するために気を付けることを解説!

妊活 男性 やるべきこと

妊活は女性だけの問題ではなく、男性の問題でもあります。厳密には「問題」というよりは「課題」に近いかもしれません。

しかし、そのことに気づかず闇雲に妊活しているとゴールはなかなか見えてきません。

そのため、夫婦でしっかりと話し合い、女性だけでなく男性も妊活に対する意識を変えていくことが重要です。

そこで、今回は妊活で男性がやるべきことを解説します。

パートナーである女性が妊娠するために気を付けることも説明するので、妊活中の方はぜひ最後までお付き合いいただけますと幸いです。

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不妊の原因の半数は男性にある?

妊活 男性 やるべきこと

不妊の原因は、主に以下のようなものがあります。

  • 排卵因子(排卵障害)
  • 卵管因子(閉塞、狭窄、癒着)
  • 子宮因子(一部の子宮筋腫や子宮内膜ポリープなど)
  • 頸管因子(子宮頸管炎、子宮頸管からの粘液分泌異常など)
  • 免疫因子(抗精子抗体など)

以上が不妊の原因となるため、見方によっては女性だけが不妊の原因と思われがちです。

確かに、不妊の原因は女性に関するものが多いので、男性は関係ないと勘違いする人が出てきてしまってもおかしくはありません。

しかし、男性が不妊に対する意識を変えることで、解決への道が見えることもあります。実際に、不妊の原因の半数は男性にあるという意見もあるくらいです。

そのため、女性はもちろんですが、男性も不妊治療に参加することがとても大切と言えるでしょう。

妊活前に男性がやるべきこと

妊活 男性 やるべきこと

ここからは、妊活前に男性がやるべきことを解説します。

精液を検査する

女性が妊娠するためには、男性の精子が元気でなくてはなりません。しかし、精子が元気かどうかは肉眼では確認できません。

そこで試しておきたいのが、精液検査です。

精液検査とは、元気な精子がどれくらいいるのかを調べるための検査を指します。具体的には、精液の量や精子の数、精子の運動率を調べる検査となります。

この精液検査により、自然妊娠が望めるのかを判断するわけです。

人によっては、人工授精や体外受精に切り替えた方が良い場合もあるでしょう。そのため、妊活する前に一度精液検査を実施し、自然妊娠できるかどうかを確かめておくことが必要となります。

現に、精液検査をしないまま妊活を進め、妊娠できずに悩む夫婦も少なくありません。場合によっては、本来かける必要のないところまでお金をかけてしまうことも多いです。

そういった事態にならないためにも、精液検査は実施しておくべきです。

ちなみに、検査方法は2つのパターンがあります。

  1. 検査キットを使用して自宅で行う
  2. 専門のクリニックで確実に行う

どちらの方法も間違いではないので、状況に併せて検査を実施しましょう。ただし、精子は35歳前後を境に老化するため、妊活を始めると決めたら早めに精液検査を済ませることをおすすめします。

風疹を検査する

風疹は、風疹ウイルスによって引き起こされる感染症の一種です。妊娠初期の女性が風疹にかかると、お腹の赤ちゃんが「先天性風疹症候群」を発症してしまうことがあります。

「先天性風疹症候群」は、赤ちゃんの身体や精神の発達に影響を及ぼす感染症です。場合によっては、目や耳や心臓などの発達に影響してしまうこともあります。

風疹ウイルスは感染力も強いので、女性だけでなく男性も注意が必要です。ただし、予防接種を2回受ければ99%は予防できるとの研究結果もあるので、風疹検査がまだの方は妊活を機に実施しておきましょう。

併せて、他の性感染症の検査も実施しておくと安心です。

タバコを禁煙する

タバコは血流を悪化させ、精子の質を低下させることで知られています。それだけでなく、体質によってはDNAの損傷、性欲の減退を引き起こすこともあります。

つまり、タバコも妊活とは切っても切れない関係にあるということです。

特に精子のDNAが損傷すると、流産や死産のリスクが高まると考えられています。タバコは喫煙者のみならずパートナーにも受動喫煙(副流煙)の影響が出ます。

そのため、妊活するのであれば禁煙も視野に入れるのがおすすめです。

なお、加熱式タバコも通常のタバコ同様の影響が出る可能性があります。できれば、パートナーだけでなく産まれてくる赤ちゃんのことを考え、禁煙にも挑戦してみてはいかがでしょうか?

ストレスを発散する

健康だけでなく妊活の大敵ともされるのが、ストレスです。

常に強いストレスを受けている人は、女性男性に限らず体調面に悪影響が出ます。心も体も不健康になるだけでなく、妊活にも多大な影響を及ぼすことがあるのです。

例えば、過度なストレスは女性の排卵日を不安定にさせ、妊活の妨げとなります。「排卵日に併せて妊活しよう」としても、うまく排卵されません。そういった妊娠できない日々が続くと、その焦りからストレスが溜まるという悪循環も。

そのため、簡単なことではないかもしれませんが、極力ストレスを溜めすぎないように生活しましょう。

ストレス発散の方法としては、以下のようなものがあります。

  • ぐっすりと眠る
  • 決まった時間に起きる
  • 太陽を浴びながら運動する
  • 妊活中の人と会話する
  • 趣味に没頭する

以上は単なる一例ですが、意識的に取り入れることでストレスを発散できます。まずは、自分にとってどのような方法がベストなのか一度向き合ってみましょう。

パートナーと話し合う

妊活を進めるなら、パートナーとの話し合いも必要不可欠です。

夫婦の妊活に対する熱量が異なると、食い違いやすれ違いも発生してしまいます。その結果、夫婦仲が険悪となり、離婚に至ってしまうケースも実は珍しくありません。

そのため、2人で妊活に対する方向性をきちんと話し合っておくべきです。

例えば、妊活に対してどう思っているのかを確認しておくだけでも十分です。仮に、女性側が「今すぐにでも子供が欲しい」と思っていても、男性側は「ゆっくりと子供を授かれたら」と思っているかもしれません。

そういった意識の相違は、妊活では命取りとなることもあります。

話し合いは自分の気持ちを共有する機会となるため、定期的に設けましょう。

そこで認識のずれをなくし、2人で最終的なゴールを目指すのが理想です。できれば、最初から「妊活にどれくらいのお金をかけるのか」「週にどれくらいの頻度で妊活するのか」など、細かく決めておくのがおすすめです。

ただし、ルールを決めすぎてがんじがらめになるとお互いに窮屈になるので、あくまでもリラックスする時間を設けることは忘れずに。

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妊活中に男性がやるべきこと

妊活 男性 やるべきこと

ここからは、妊活前に男性がやるべきことを解説します。

精子の質を高める

精子にも「質」というものが存在します。

一見すると、精子に良いも悪いもないように思えるかもしれません。しかし、健康的な生活を送っている男性の精子はやはり強く、逆に健康的な生活を送っていない男性の精子は弱くなってしまいます。

実は、精子というのは70日以上という長い時間をかけて作られるものです。精巣の中で平均して75日前後で作られるとされ、1日換算だと1億2,000万個作られます。ちなみに 1回の射精で射出された2〜4mlの精液の中には約3億個の精子があると言われています。

しかし、最近では偏った生活習慣の影響などにより精子の数が減り、精液の量や精子の数だけでなく精子の運動率も低下してきているのです。

そのため、男性の中には質の低い精子しか作れていない人もいるわけです。そうなると妊娠の確率も低下し、最終的には不妊になってしまいます。

だからこそ、妊活中の男性は精子の質を高めることが重要です。

生活習慣を整える

近年の研究で、運動不足や睡眠不足は精子の数を減らす原因となることがわかっています。普段から運動をあまりせず、睡眠がなかなかできていないという人は特に要注意です。

特に昨今はリモートワークやテレワークの影響で、筋力が低下した男性も多いです。中には、1日まったく外出しないという男性もいらっしゃるのではないでしょうか。

そういった男性は精子を十分に作ることができず、妊活でも問題が生じます。そのため、まずは定期的な運動と1日6時間~8時間の睡眠を確保しましょう。

運動は1日30分以上を目安とすることで代謝がアップし、筋力も増加します。ただし、最初は急激に運動すると心身への負担も大きいので、負担の小さなウォーキングなどから始めてみても良いかもしれません。

睡眠は毎日安定させることを意識し、寝る時間と起きる時間を決めるのがおすすめです。日によって21時に寝たり24時に寝たり、はたまた9時に起きたり12時に起きたりすると体内時計が一向に整いません。くれぐれも夜更かしなどはせず、早寝早起きを心掛けましょう。

十分な栄養を摂る

十分な栄養を摂ることも、とても重要です。

栄養バランスが偏っていると、精液の量や精子の数に影響します。食事の内容が優れていないと肉体的にも精神的にも優れず、妊活する気分にもなれない日が出てきます

そういった事態を防ぐためにも、健康的な食事を心掛けるようにしましょう。食材によって栄養が偏ることもあるので、栄養バランスが偏りがちな人はサプリメントの活用も考えてみてください。

定期的に射精する

精子は溜め込みすぎると劣化してしまいます。そのため、定期的に射精することも意識しておきたいです。

パートナーとの性交はもちろん、自慰行為による射精も有効です

回数としては1日1回もしくは2日1回が理想ですが、無理をする必要はありません。「定期的に射精する」という意識だけでも、忘れないことが重要となります。

まとめ

不妊は女性だけの問題でも、男性だけの問題でもありません。

確かに、女性に原因があることもあれば、男性に原因があることもあります。ただ、どちらが良くてどちらが悪いということではないので、妊活はパートナーと力を合わせて解決していくことが必要です。

また、妊活は適切な医療機関でアドバイスを受けることも重要です。

「三軒茶屋ウィメンズクリニック」では妊活セミナーを行っておりますので、もし妊活のことで悩みがあれば、ぜひ当院にご相談ください。

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