妊活でまずやることとは?妊活の始め方と気をつけるべきこと

妊活 まずやること

赤ちゃんを迎えるために夫婦で妊娠を目指した生活をする妊活ですが、初めての方にとっては、何から始めればいいのかわからないことも多くあるでしょう。

何も知らないまま妊活を始めてしまっては、間違った対策をして妊娠がうまくいかなくなってしまうかもしれません。無事に赤ちゃんを産むためにも妊活でまずやることを把握し、夫婦一丸となって活動できる体制を作っていきましょう。

将来のお父さんとお母さんが正しい認識を持って適切な行動ができると、妊娠の確率も高まります。

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妊娠のメカニズムを理解しておこう

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効果のある妊活をするためにも、妊娠のメカニズムを理解しておかなければなりません。どうすれば妊娠できるのか、どのようなサイクルで妊娠が成立するのか知っておけば、妊活を始めるタイミングも合わせやすくなります。

卵子と精子について

女性の体には、生まれた時から約200万個もの卵胞があります。しかし、卵巣から排卵日に配管へ出て行く卵胞は1つしかありません。

月経の周期には個人差がありますが、一般的な例として挙げられる28日の周期とした場合、妊娠まで以下のサイクルで体の変化があります。

周期妊娠成立・未成立までの過程
1~2日月経
3~11日卵胞期:卵巣の中で卵胞が育ち始める段階で、子宮膜が厚くなっていく
エストロゲンが盛んに分泌され体温が低くなる
12~13日排卵:卵胞が卵子になって卵巣から飛び出す
14~ 24日黄体期: 子宮内膜が妊娠に十分な厚さになり、妊娠の準備が整う
25~28日月経:妊娠が成立しなかった場合、子宮内膜が血液とともに体外に排出される

男性の精子の場合は、毎日1億2,000万個生産されていると言われており、1回の射精で2~4ml出される精液中に約1億から4億個の精子が含まれます。

しかし、偏った生活習慣を送っていると運動率が低下する傾向があるため、健康的な生活が必要です。

妊娠が成立する仕組み

妊娠は、腟内で射精された精子が子宮内を通過して卵管へと進み、卵子と結合してできた受精卵が子宮内膜に着床し、無事成長することで成立します。

受精卵が子宮内膜に潜り込んで着床するには12日が必要です。

さらに、着床開始から受精卵が10日前後で順調に成長すれば妊娠の反応が出ます。それからは、妊娠に向けた体の変化が起き始めるため、規則正しい生活をしながら体調管理に努めましょう。

妊活でまずやること

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妊活でまずやることを、順序立てて紹介します。

妊活に必要なことは夫婦で共有し、計画的に行っていくことが妊娠成功の精度を高めることになるため、すべてクリアを目指して準備を始めましょう。

➀妊娠について夫婦で話し合う

妊活をがんばるのは女性だけではありません。パートナーである男性も妊娠について共通認識を持っておくのが大切です。

いつ頃赤ちゃんを産みたいのか、妊娠するまでにどのような準備や生活をしていかなければならないのかなど、夫婦でじっくりと話し合う時間を作りましょう。

また、妊娠についての知識も一緒に学び、妊娠までのプランを立てるのがおすすめです。妊活の期間には個人差もありますが、具体的な目標が決まっていれば夫婦の足並みを揃えて妊活に励めます。

②基礎体温を記録しておく

女性が妊娠しやすいタイミングは、排卵日の1〜2日前といわれています。

また、排卵日は月経が始まってから排卵が起こるまでの低温期におとずれるため、基礎体温を知っておけば タイミングを予測することが可能です。

そのため、体が就寝している時の安静な状態に近い起床直後にベッドの中で毎日体温を測り、基礎体温を記録しておきましょう。最近ではスマホアプリの中にも基礎体温から排卵日を予測するものもあるため、一度試してみてはいかがでしょうか。

③妊活に必要な体を作る

健康で元気な赤ちゃんを迎えるためにも、夫婦両方の体作りは欠かせません。

妊活前からも栄養バランスの良い食事をとるように気をつけて、適度な運動をしながら太りすぎや痩せすぎにならないように気をつけるのが大切です。

また、風疹と言ったワクチン接種を済ませているかなどもチェックして、妊活に問題のない体を維持しましょう。

生活習慣も悪く、不健康な体では不妊症に陥ってしまったり、妊娠に必要な体力がつかなくなったりするため、まずは生活を見直してみてください。

④葉酸の摂取

葉酸が不足している体では、赤ちゃんの先天異常の可能性が高まるともいわれているため、妊娠する前からの摂取が重要視されています。

厚生労働省においても、食事で葉酸を摂取する基準の240㎍/⽇(18歳以上)に加えて、サプリで1日あたり400㎍取ることを推奨しています。

葉酸が必要とはいえ、推奨されている以上の量を食べる必要はないため、過剰摂取しないように調整しながら食事をしましょう。

妊娠している間はお母さんの食事から赤ちゃんに栄養が送られるので、どのような食事にすればいいか事前に調べておくといいでしょう。

妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針:厚生労働省

⑤妊活について病院やクリニックの先生に相談する

中には自己流で妊活をして赤ちゃんを迎えた方もいますが、病院の産婦人科やクリニックの先生に相談するのも大切です。

妊活についてのアドバイスはもちろん、体の検査を受けることで子宮や卵巣の状態、妊活に影響を与える病気の早期発見などもできます。

また、体の検査は女性だけでなく男性も受けることが大切です。女性の体を心配しがちですが、男性の精子の量や運動量などに問題があるかもしれません。

そのため、夫婦の両方の体に異常がないか調べ、健康状態を把握しておくのが肝心です。

妊活についての情報も様々ですが、妊活の成功度を高めるためにも信頼できる先生に協力してもらうことをおすすめします。

➅不妊治療を検討する

妊活して1年以上経っても妊娠がうまくいかない場合は、どちらかが不妊症になってしまっている可能性があります。

特に30歳以上で妊活を考えている方や、月経周期が不規則になりがちな方は、ブライダルチェックや、精液検査を受けるといいでしょう。

検査の結果不妊と判断された場合は、タイミング法や人工授精、ホルモン療法などの不妊治療も視野に入れて医師に相談しましょう。

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妊活で気をつけるポイント

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妊活で気をつけるべきポイントを大きく4つに分けて紹介します。あくまでも基本的な内容となるため、以下の項目を参考に自身に合った対策を行いましょう。

妊娠に悪影響を及ぼす飲食を控える

カフェインやお酒(アルコール )などの過剰摂取は、ホルモンバランスを崩してしまったり、流産や先天性異常などを引き起こしたりする原因になります。

そのため、妊活を始める 段階からカフェインやアルコールは控えるようにしましょう。

喫煙についても女性の場合は生育不良や流産をまねき、男性の場合は受精能力低下を引き起こしてしまうといわれています。

そのため、妊活を始めるのであれば禁煙するのも大切です。また、服薬の際にも赤ちゃんへ悪影響を及ぼしてしまう薬もあるため、医師の指導のもと適切に行ってください。

冷え対策

女性にとって冷えは、体全体の代謝や血行を悪くしてしまうため、子宮環境に悪影響を及ぼし、卵巣機能の低下や排卵障害の原因になります。

そのため、毛布や防寒着で体を冷やさないようにしたり、エアコンの温度を下げすぎたりしないようにするなどの対策が必要です。

他にも冷たい飲み物や寒涼性の食材を控え、温熱性の食材や温かい飲み物を選ぶなど、温活を心がけましょう。

特に、寒涼性のものは暖かく調理したとしても体を冷やす原因となるため、注意が必要です。

質の良い睡眠と運動を継続する

睡眠・運動不足はホルモンバランスや精子の運動率を下げるストレスにつながるため、質の良い睡眠と運動を継続していかなければなりません。

睡眠については、少なくとも6~7時間確保するようにし、運動はウォーキングやランニング、ピラティス、ヨガなどが始めやすく効果的です。

睡眠も運動も、妊活をするための体作りにもなるため、少しずつできることから増やしていき、極力ストレスのない生活にしていきましょう。

まとめ

妊活でまずやることについて、妊娠の仕組みから始め方、気をつける ポイントなどを紹介してきました。

妊活を成功させるためには、夫婦が必要なことを把握し、互いの健康状態や生活習慣の改善を図るなど、妊娠するための環境を整えることが大切です。

妊活にどれくらいの時間がかかるかは夫婦によって異なりますが、赤ちゃんのことを第一に考えた生活を心がけましょう。

三軒茶屋ウィメンズクリニック」では、将来のパパとママを目指すご夫婦の妊活を応援する妊活セミナーを開催しています。

どんな些細なご相談でも対応いたしておりますので、妊活についてのお困りごとやわからないことがある方は、お気軽にお問い合わせください。

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