不妊治療の不安や疑問など、実際にご質問いただいた事例を
Q&Aにしてご紹介いたします。
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初めての妊活①
(2019.7月)
- もともと生理不順があるうえに、夫とひと回り近く離れているので、早く子どもが欲しいと思っています。妊活にはどんな検査がありますか?(20代、Y恵)
- 当院に初診でいらした場合、まず、問診で、生理の周期やこれまでの妊娠歴、既往歴、アレルギーの有無やご主人の健康状態などを伺います。
受けていただきたい検査は、血液検査と経膣超音波(以下エコー)の二種類です。経膣超音波とは、内診台でのエコーのことですが、どちらも生理の周期によってできる検査が決まってきます。
血液検査は、妊娠や排卵に関わる女性ホルモンと、妊婦さんが罹患してはいけない感染症や、甲状腺のホルモン、卵子の数を予測する抗ミューラー菅ホルモン(AMH)などがあります。女性ホルモンの検査は生理の周期でいうと、生理中と排卵後の2回、採血が必要です。エコーでは、左右の卵巣と子宮を映し出して、妊活に影響するような子宮筋腫や卵巣のう腫などがないか確認します。次に卵胞(らんぽう)計測と言って、排卵を予測するために、卵子が入っている袋状の卵胞の大きさを計ります。卵胞の大きさ、つまり発育状態を予測して、排卵日を特定します。(次回に続く)
監修

- 不妊症看護認定看護師
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子どもを欲しいと願う女性やカップルのパワーに魅せられて、助産師から不妊症看護認定看護師の資格を取得しました。長年の経験を生かし、患者さまの検査やサポートと、お悩みやご相談にも対応したいと考えております。よろしくお願いいたします
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