ART その2-①
- 先月体外受精の説明会に参加し、今度生理が来たら、体外受精をするつもりです。
どのようなスケジュールになるのでしょうか?受診の回数は増えるのでしょうか?
(L香 40代後半) - 卵子を身体の外に取り出す『採卵』と、受精卵を子宮に戻す『胚移植』という二つの治療を合わせて体外受精と言います。
まず、採卵ですが、当院では月経3日目以内に受診し、性ホルモンの採血結果をもとに、採卵のスケジュールが始まります。つまり、排卵誘発です。
排卵誘発はいくつか種類がありますが、基本的には、低刺激法と言って、クロミッドという内服と、卵胞を育てる注射の両方を使います。
クロミッドを5日間内服、一日置きの注射を1,2回実施したところで一度目の診察となります。卵胞計測のための経膣超音波(エコー)と、性ホルモンの採血です。その両方の結果によって、次の診察日が決まります。多くの卵胞が育ち、ホルモン値が良好であれば、また、一日置きの注射を1,2回実施したのち、2度目の診察となります。2度目の診察は、採卵の日を決定することになります。注射の通院を除けば、3回の受診で採卵を迎えることになりますね。
当院では、採卵は麻酔をするので、朝いちばんに来院していただき、昼頃にお帰りいただけます。少なくとも、午前中のお仕事は難しいと思いますが、午後からお仕事を入れている患者さまも結構おられます。
(次回に続く)
最近の投稿
最近のコメント
表示できるコメントはありません。
アーカイブ
表示するアーカイブはありません。
カテゴリー
- カテゴリーなし