学会

院長の保坂ですめがね

先日、日本生殖医学会総会に参加してきました。

連日、多くの医師、看護師、胚培養士が参加し、様々な講演や情報の交換が行われました。

今日は、体外受精の件数について、お話します。

日本は体外受精が多く行われている国の一つです。

2007年  160,000件

2010年  240,000件

2012年  326,426件

年々、増加しております。

また、体外受精に対しての考え方に関しても変化しており、

2008年に日本産婦人科学会からの会告「多胎妊娠防止に関する見解」により周産期のリスク(母体と胎児)を軽減するため、移植胚数1個を基準とし、2個までは許容となりました。

そのため、体外受精からの多胎妊娠率は、かつての15%から4%まで低下する結果となりました。

さらに年間の出生数ですが、2012年の総出生数は約103万7000人に対し、体外受精による出生数は3万7953人と27人に1人が体外受精により生まれています。

1クラスに1人か2人の数です。

昔は100人に1人と言われていたころと比べると、急速に進歩していると言えます。

そして今までに体外受精での累計出生者は約34万人と言われています。

この先もさらに増加すると思われます。

この内容は当院の体外受精説明会でもお話しております。

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